**素材との出逢い・ストーリー**


 

~ 焼き塩 ~

琉球開闢の神話が今なお言い伝えられてる「浜比嘉島」

女神霊場の麓にある海岸に工房を構えられてる

高江洲製塩所の高江洲さんと出逢ったのは2014年秋でした。

半年前から高江洲さんの塩を購入し石鹸を作っていましたので

改めてご挨拶に行きました。

熱気が立ち上がる工房で平釜の炊き上げ作業をされ

黒いタオルで汗を拭い

ひとりで黙々と作業をされてる高江洲さんを見て

「精魂込められたこのお塩でもっと良い石鹸を作りたい!!」

と強く思ったのでした。

高江洲さんは、自然の恵みを自然の力で無理なく製塩されています。

潮風で水分を蒸発し、更に太陽の熱で濃縮し、その後平釜で炊き上げます。

自然と真正面から向き合われる高江洲さんとの出逢いで

今まで以上に海に地球に優しい石鹸を作りたいと感じたのでした。

お互い職人気質で、ビジネスよりも物つくりの話で盛り上がる

月に一度の塩購入と石鹸納品日は

必ず浜比嘉島は晴天に恵まれます。

 

 

~ フルーツパパイヤ ~

2013年読谷村で開催された「座喜味城通りふれあい祭」で

フルーツパパイヤを使って六次産業品目をつくれないか?

という企画がありました。

多くの参加者の方は飲食店でしたが、石鹸で参加したのは私ひとりでした。

読谷村でフルーツパパイヤ農園を営まれている森根さんを紹介していただき

畑に行くと、大きなビニールハウスで大切に育てられたフルーツパパイヤの木の下に

小さな青いフルーツパパイヤが転がっていました。

それは、ひとつの大きなフルーツパパイヤを作るのに

まびきされていたものでした。

参加された方は熟したフルーツパパイヤを活用されたのですが

私は下にコロコロ転がっている可愛いフルーツパパイヤを『勿体ない』と感じて

「まびいたもので石鹸ができないか?」と。

それが、フルーツパパイヤ石鹸の誕生です。

今でもスーパー等で森根さんはニコニコ笑顔と大きな笑い声とともに

「藤川さん、フルーツパパイヤまだあるねぇ~?」と声を掛けて下さいます。

 

 

~ モリンガ ~

奇跡・生命の木「モリンガ」

知人が「モリンガの種がデトックスに良いので沖縄で探してほしい」との話があり

他用でやんばるに行った時、空き時間にフラッと今帰仁村へ足が向き

今帰仁城の裏山でモリンガ農園を営んでる

モリンガおじさんこと仲宗根さんに出逢ったのは

2014年の夏でした。

モリンガの種を買わせていただき、自己紹介をすると

「藤川さん石鹸つくってるんやぁ、じゃあモリンガパウダーで石鹸を作ってみて」

と突然言われビックリしました。

お昼時だったので近くの中華屋さんでお昼をご馳走になりながら

モリンガの話や沖縄の農業の話をたくさんして下さり

その頃、私が鎖骨骨折中で仕事が無い事等もお話しました。

早速、モリンガ石鹸を試作し訪問すると

「もっとええ石鹸作ってやぁ」と言われ

モリンガパウダーを無料で提供して下さり

試作中で未熟な石鹸にも関わらず一万円を手渡して下さいました。

そして再訪問「もうちょっと・・・」

そして再々訪問・・・。

訪問を繰り返す度に、モリンガパウダーと一万円と叱咤激励をいただき

ふところの大きなモリンガおじさんに励まされ

モリンガ石鹸が誕生しました。

 

 

~ 麻炭 ~

2013年春に、友人が宮古島のヘンプパウダーをお土産に持って来てくれました。

湯船に入れると毒素が出やすく浄化作用があると聞いて

入浴剤代わりに使用していました。

2014年の年明けに友人と再会を約束していたので

その時にお返しのつもりで気軽に作ってみたのが麻炭石鹸の始まりです。

友人にプレゼントし知人にモニターで使用してもらうと

好反響でしたので麻炭を知らべてみると

調べれば調べるほど麻炭の効果が素晴らしいものだとわかりました。

備長炭の4倍の吸着力があり

有害物質・セシウムや放射能物質も吸着するとの事です。

 諸外国では代替医療の医療目的で

安全無害な活性炭の素晴らしい効果活用があるという事でした。

お土産をくれた友人は久米島で定期的に開催されている

3.11後の福島子供保護プロジェクトにボランティア参加した帰りでした。

友人の心優しい活動が素晴らしい石鹸の誕生を導いてくれました。

いつか放射能汚染で苦しまれてる方々の手に渡る事を願って

麻炭石鹸を作り続けたいです。

 

 

~ 大粒塩&麻炭 ~

2016年年明け、あるセラピストの方から

「浄化デトックス石鹸が出来ませんか?」という依頼があり

迷うことなく『焼き塩と麻炭しかない』と施策しました。

なかなか良い石鹸が誕生したのですが

「塩の手触りが出て、もう少しハードなイメージで」と言われ

インパクトがあり最大限の効果が期待できるものはないかと考えていたところ

高江洲製塩所さんの大粒塩を思い出しました。

大粒塩は、平釜の炊き上げ作業時に、海水から最初に結晶化される

160分の1しか採れないカリウムを多く含んだ大変貴重な塩です。

有害物質を吸着してくれる宮古島の自然エネルギーを吸収したヘンプパウダーと

浜比嘉島の自然エネルギーを活用して出来た塩を焼き強アルカリにした石鹸。

更に、その上に大粒塩をダイナミックにのせました。

見た目や中身は超ハードなのですが

使った後は心がスッキリ軽くなる最大級の浄化デトックス石鹸です。